ピアノ 声楽 リトミック 音感教育 保育士 音大受験 さいたま市 南区 南浦和 太田窪 大谷口

「音感」には「絶対音感」と「相対音感」の２種類があります。
絶対音感とは、他の音と比べないでも音程がわかる能力のことを指します。これは、絶対音感という言葉の成り立ちを見ても明らかで、
絶対的に（＝他の音と比べないでも）音が感じられる、というところから絶対音感という言葉は名づけられた言葉です。
絶対音感を持っていない人は、ある音を出されても、それがどんな音程の音かはわかりません。
もちろん、絶対音感を持っていない人でも、漠然と「高い音だな」とか「低い音だな」とかはわかります。
でも、絶対音感を持たない人は、ある音の音程をずばりとは言い当てられません。
ところが、絶対音感の持ち主は違います。
絶対音感の持ち主は、ある音を聞いたときに、他の音と比較しないでも音程がわかるのです。
例えば、絶対音感の持ち主はピアノで「ドの音」を弾けば、それはドの音だ、とわかるのです。
補足：聞こえてきた音をすぐに(私達日本人が「あいうえお」を聞くのと同じくらい自然に) 「ドレミ」で感じる音感です。
頭が柔らかい幼児期から英語に触れると、 英語と日本語を分け隔てなく使えるバイリンガルになれるのと同様に、
幼児期に「絶対音感」の訓練を受けてないと、まず獲得できない能力だといわれています。
もちろんこの音感があれば耳から聞いた曲を正しい調で正確に楽譜に書いていくことができるでしょう。

サン♪ミュージックスクールでは、基本的に6歳半までの生徒さんが対象となります。詳細はご相談ください。

相対音感とは、２つ以上の音を比較したときにその音程の間隔がどれくらいかがわかる能力をいいます。
平均律により調律されている場合、ドとミの音の関係とファとラの音の関係は全く同一です。
相対音感の持ち主は、この「ドとミの和音」を聞いたとき、「ファとラの和音」を聞いたときに両方とも同じ間隔である、ということがわかるのです。
補足：音感を温度で例えると、家の中から外へ出た時にもし「肌寒い」と感じれば、外の温度は部屋よりも低いことになります。
逆に「蒸し暑い」と感じれば、外の温度は部屋よりも高いことになります。
これと同じように「直前に聞いた音」より「次の音」が高いか低いかを感じる音感です。
この音感を鍛えていくと、単に高い、低いだけではなく、具体的にどれくらい高いか低いかが分かるようになります。
例えば「ド」の音を聞いた後に「レ」の音を聞いたとすると「鍵盤１つ分高い音」だと分かります。

サン♪ミュージックスクールでは、6歳半以上の生徒さんが対象となります。大人の方も受講可能です。

ソルフェージュ（フランス語：solfège）とは西洋音楽の学習において楽譜を読むことを中心とした基礎訓練のことです。
類義語にリトミックがあり、どちらも広い意味においては音楽を学ぶ者すべてがその専門にかかわらず修めるべき基礎訓練全般を
指していますが、リトミックは体の動きと音とを結びつけたリズムを中心とした訓練を指すのに対し、ソルフェージュは楽譜を中心とした
音楽理論を実際の音に結びつける訓練を指します。
つまり、ソルフェージュとは、

　　♪音符の読み書き
　　♪リズム感、拍子感を身につける
　　♪音を聴き取る力をつける(聴音力)
　　♪正しい音程で歌う(音感)

といった基礎感覚を身につけることを目的としており、これらの訓練を通じて得られる能力、特に読譜能力はソルフェージュ能力と呼ばれます。
私たちが文章を読み書きし内容が理解できるのは、小さい頃からひらがなや漢字を習ってきたという「基礎」があるからです。
ピアノを習い、音楽を勉強していく上で「楽譜を読む」ということは、文章を読み書きするのと同じくらい大切な「基礎」なのです。

クラシック音楽といった西洋音楽の基礎的理論は楽典としてまとめられ、音楽教育に用いられます。
音楽理論ともいいますが、どちらかというと、楽典は音楽理論のうちの初歩的な部分をさしていうことが多いのです。
その多くは、楽譜についてのことがらです。
楽譜に書いてある一つ一つは音楽を表現する上での手がかりです。その手がかりを見逃さず読み取れるようにするために学ぶものです。

音楽を奏でるには、メロディーを音楽的に歌える必要があります。
フレーズを読み取る力や、どのように歌うと綺麗になるかなどは歌から学びます。
初見力も合わせて初見視唱という形で学んだりします。

これは簡単に言うと耳コピのようなものですが、ただ真似て演奏するだけではなく、
聴いたものを譜面に書くことで、リズムの理解やビート感も学べます。
どんなメロディーか口づさめても、楽譜で書くのは意外と難しいものです。